医療関係者の皆様

(1)周術期等口腔機能管理

がんの治療や全身麻酔を必要とする手術等において、手術前後(周術期)の口腔ケアが、誤嚥性肺炎の予防や入院日数の短縮など、手術後の回復に好影響を与えるという研究結果が明らかになってます。 杉並区歯科医師会では、荻窪病院、河北総合病院等、区内拠点病院と連携して、周術期等口腔機能管理の実施を推進しております。

杉並区歯科医師会 周術期等口腔機能管理 実施医療機関リスト

(2)杉並区骨粗しょう症 医科歯科連携

大腿骨骨折をはじめとする骨粗しょう症による骨折は日常生活に支障を来し、要介護状態になったり、寿命を短縮させるといわれています。しかし、近年、ビスホスホネート(BP)製剤などの骨吸収抑制剤による薬物治療が行われるようになり、それらの頻度は徐々に減少してきています。 しかし、骨吸収抑制剤には顎骨壊死(MRONJ)のリスクが報告されています。2023年のMRONJに対するポジションペーパーの中では従来から提唱されていた休薬の効果については明らかな根拠は認めないとされています。一方、MRONJの発症予防には、口腔衛生の改善が重要とされ、「医科と歯科の連携」が強く推奨されています。 そこで杉並区歯科医師会は医師会と杉並区骨粗しょう症連携を開始いたしました。

MRONJ(薬剤関連性顎骨壊死)予防診療ネットワーク運用マニュアル

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