定期的に健診を受けている方は、そうでない方に比べると、高齢になった時の歯の本数に大きな差があらわれます。 全国の80歳の残存歯数の平均が7本に対して、長期に健診を受けていた方は23本でした。 また厚労省研究班が愛知県の健康者4425名を調査したところ、歯がほとんど無く義歯を使用していない人は、20本以上歯が残っている人と比べ、最大1.9倍認知症発症のリスクが高いと発表しました。
健診を受けて、キレイなお口で新しい家族を迎えましょう!
妊娠すると、女性ホルモンが増大するため、口内の環境は変化します。食後、酸性に傾いた口内を中性に戻す唾液の能力は低下して、虫歯になりやすくなるばかりか、免疫力が低下するため、歯周病菌が繁殖しやすい環境になります。 歯周病になると早産や低体重児出産の可能性が高くなることが報告されています。 また、赤ちゃんの口のなかには、虫歯菌はいません。口移しなどで、虫歯菌が感染すると言われています。 産まれてくる赤ちゃんのためにも、お口のメインテナンスをしておきましょう。
赤ちゃんの口内には虫歯菌はいません
赤ちゃんのために、お口のメインテナンスを
妊娠すると、口内環境が変化します
いつまでも「口から食べる」を目指して
口は、いつまでも楽しく生きるために大切な役割をもっています。 ( 食べる、呼吸する、話す、顔の表情を作る、平衡感覚を保つ) 歯がなくても、入れ歯でも、痛みがなくても歯科健診を受診しましょう。 この健診では、飲み込みなどの口の機能の評価も行います。
毎年6月はじめの歯と口の健康週間にあわせて、JR阿佐ヶ谷駅前広場にて杉並区歯科医師会が行っています、無料の歯の健康相談です。同時に、東京都歯科衛生士会の協力を得て、ブラッシング指導を受けることもできます。 6月第1日曜日の午後1︓00~3︓00に行います。昭和63年から毎年続けて行われていて、区民の方々からも大変喜ばれています。わざわざ遠くから来られる方もいらっしゃいます。
杉並区歯科医師会では区民の皆様の歯やお口の健康についてのご相談を本会の地域保健部会の先生方が担当して受け付けています。 当日は東京都歯科衛生士会西ブロックの歯科衛生士によるブラッシング指導もお受けになることができます。 区の広報すぎなみでもお知らせしています。何かお困りの時はお気軽にご来館ください。
健康相談
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