皆様こんにちは。
杉並区学校歯科医会の会長の伊藤公英です。
杉並区学校歯科医会は杉並区立子供園、小中学校、養護学校、杉並区内の都立学校の学校歯科医を中心に構成されており、一般社団法人杉並区歯科医師会の会員です。
学校歯科医はそれぞれの学校で定期健康診断、就学時健康診断、歯科相談、口腔保健指導、歯や口の外傷への対応など歯科に関する保健活動を行っています。
会員は様々な形態で講演会・研修会を開催して共に学び、保護者、学校関係者、関係諸機関と協力して、児童、生徒の歯と口の健康をより良い状態に維持できるよう活動を行っています。
杉学歯は次の2種類の会員より構成されていますが、全員一般社団法人東京都杉並区 歯科 医師会会員です。
(1)校医園医を務める会員
杉並区には、区立の小学校38校、中学校21校、小中一貫校2校、子供園6園、都立の高等学校7校、特別支援学校1校がありますが、各学校(園)あたり数名の会員が4年交代で務めます。
(2)それを支援する会員
実際に校医園医は務めませんが、バックアップしています。
(1)学校歯科医としての活動
従来からの学校歯科健診はもちろんのことですが、保健相談なども行います。保健教育として、学校から要請があれば、講話なども行います。また区立の小学校では6年生、 中学校では1年生、子供園では年中・年長児を対象として、学校歯科医(園医)の指導のもと、東京都歯科衛生士会(歯科の看護師さん)の協力により、「口腔保健指導」が実施されます。生涯を通じて健康で健やかな生活を送るための基礎を身につけてもらうことを目的としています。
(2)歯の衛生週間事業
毎年6月には、歯の衛生週間事業として杉並区教育委員会・杉並区歯科医師会とともに、「歯に関する図画・ポスター・作文・標語」の優秀作品を表彰しています。
口腔保健指導は例年杉並区立の小学校6年生、中学校1年生及び特別支援学校、子供園の年中・年長を対象に実施しております。実際に行われている様子をまとめました。 (令和3年度の口腔保健指導は新型コロナウイルスの感染予防を踏まえ、実習等は行わず、講話を中心とした内容に変更しています。)
応募作品総数:996点 参加校数:12校 参加人数:994人
入賞者数
図画・ポスター部門
区長賞1点、会長賞1点、金賞10点、銀賞10点、銅賞15点
作文部門
該当作品無し
標語部門
金賞6点、銀賞6点、銅賞8点
部門 | 賞 | 学校名 | 学年 | 氏名 |
---|---|---|---|---|
図画・ポスター(低学年) | 区長賞(1名) | 都大会・区代表作品 桃井第一小 |
3年 | 相馬 梨玖 |
金賞(5名) | 天沼小学校 | 1年 | 多山 結美乃 | |
杉並第二小 | 1年 | 松井 純怜 | ||
杉並第二小 | 2年 | 飛山 菜々子 | ||
桃井第一小 | 3年 | 畑 和希 | ||
桃井第一小 | 3年 | 小山 詩織 | ||
銀賞(5名) | 桃井第一小 | 3年 | 清末 ちなみ | |
桃井第一小 | 3年 | 五味 睦月 | ||
高井戸東小 | 3年 | 新行内 理々 | ||
高井戸東小 | 3年 | 神屋 美織 | ||
高井戸東小 | 3年 | 江口 雅 | ||
銅賞(8名) | 桃井第一小 | 3年 | 共田 仁希 | |
桃井第一小 | 3年 | 永戸 花蓮 | ||
桃井第一小 | 3年 | 植木 萌々菜 | ||
桃井第一小 | 3年 | 苅屋 紬 | ||
桃井第一小 | 3年 | 土岐 美琴 | ||
桃井第一小 | 3年 | 小浦 哲歩 | ||
桃井第一小 | 3年 | 長谷 かのこ | ||
高井戸東小 | 3年 | 山城 樹麻 |
部門 | 賞 | 学校名 | 学年 | 氏名 |
---|---|---|---|---|
図画・ポスター(高学年) | 会長賞(1名) | 都大会・区代表作品 杉並第一小 |
5年 | 田中 燈 |
金賞(5名) | 杉並第一小 | 5年 | 津野 紗弥子 | |
杉並第一小 | 5年 | 山根 穂乃香 | ||
杉並第一小 | 5年 | 森 美友 | ||
高井戸東小 | 5年 | 野田 つぐみ | ||
高井戸東小 | 6年 | 藤田 さとみ | ||
銀賞(5名) | 杉並第一小 | 5年 | 芝﨑 郁久也 | |
杉並第一小 | 5年 | 恩田 奈緒 | ||
杉並第一小 | 5年 | 中村 蒼汰 | ||
高井戸東小 | 6年 | 佐藤 染花 | ||
高井戸東小 | 6年 | 木谷 夏帆 | ||
銅賞(7名) | 杉並第二小 | 4年 | 杉本 薫音 | |
杉並第一小 | 5年 | 中村 明蘭 | ||
杉並第一小 | 5年 | 天野 詩帆 | ||
杉並第一小 | 5年 | 齋藤 緑希 | ||
杉並第一小 | 5年 | 住友 香春 | ||
高井戸東小 | 5年 | 百武 芽依 | ||
高井戸東小 | 6年 | 金子 莉瑚 |
部門 | 賞 | 学校名 | 学年 | 氏名 |
---|---|---|---|---|
図画・ポスター |
部門 | 賞 | 学校名 | 学年 | 氏名 |
---|---|---|---|---|
作文 | ||||
部門 | 賞 | 学校名 | 学年 | 氏名 |
---|---|---|---|---|
作文 | ||||
部門 | 賞 | 学校名 | 学年 | 氏名 |
---|---|---|---|---|
標語 | 金賞(3名) | 杉並第二小 | 2年 | 泉 陽瑠斗 |
都大会・区代表作品 杉並第二小 |
6年 | 廣川 花林 | ||
松庵小 | 4年 | 中浜 優花 | ||
銀賞(3名) | 桃井第一小 | 6年 | 田付 眞也 | |
松庵小 | 4年 | 瀧 優太 | ||
松庵小 | 4年 | 藤田 碧彩 | ||
銅賞(4名) | 杉並第二小 | 5年 | 田中 彩愛 | |
桃井第一小 | 6年 | 藤井 七菜 | ||
松庵小 | 4年 | 辻田 優美香 | ||
三谷小 | 6年 | 小林 玲菜 |
部門 | 賞 | 学校名 | 学年 | 氏名 |
---|---|---|---|---|
標語 | 金賞(3名) | 松溪中 | 1年 | 柴田 莉緒 |
大宮中 | 2年 | 小島 紗矢子 | ||
大宮中 | 3年 | 薦田 奈菜子 | ||
銀賞(3名) | 松溪中 | 1年 | 今村 蒼介 | |
松溪中 | 1年 | 山代 結菜 | ||
大宮中 | 2年 | 木下 弦結 | ||
銅賞(4名) | 松溪中 | 1年 | 内藤 玲奈 | |
松溪中 | 2年 | 谷川 真菜 | ||
東原中 | 1年 | |||
大宮中 | 2年 | 千田 珠喜 |
2023年10月19日(木)に、第87回全国学校歯科保健研究大会が大阪国際交流センターで行われ、オンライン配信と会場のハイブリッド形式で開催されました。開会式、学校歯科保健活動優良校の表彰式の後、特別講演を歯科医師で作家の上田秀人先生に「江戸時代の医師修行」という演題でご講演をしていただきました。続いて、日本学校歯科医会副会長 齋藤秀子先生が座長を務め、基調講演を文部科学省初等中等教育局 健康教育・食育課 健康教育調査官 松崎美枝先生にしていただき、シンポジストに日本学校保健会 専務理事 弓倉整先生、可児市立土田小学校 養護教諭 大橋あげ葉先生、宮城県歯科医師会 学校歯科部会副部長(学校歯科医)佐藤晶先生をむかえ『ICTを活用した学校歯科保健』をテーマにシンポジウムを行いました。
領域別研究協議会は日本学校歯科医会会長 柘植紳平先生の挨拶で始まりました。
〈座長〉日本学校歯科医会常務理事 竹内純子先生〈発表者①〉大阪市立幼稚園教育研究会保健研究部長 山中理恵子先生保健研究部副部長 下村 智美先生〈発表者②〉大阪市立東中本幼稚園 養護助教諭 岡部千昭先生〈アドバイザー〉神奈川歯科大学歯学部 小児歯科学講座教授 木本茂成先生
〈座長〉日本学校歯科医会常務理事 澤田章司先生〈発表者①〉堺市立東浅香山小学校 養護教諭 東野友香先生〈発表者②〉鹿児島市立山下小学校 養護教諭 谷口由美先生〈アドバイザー〉鶴見大学歯学部 小児歯科学講座教授 朝田芳信先生
〈座長〉日本学校歯科医会常務理事 佐々木貴浩先生〈発表者①〉大阪市立淀川中学校 指導養護教諭 永安真由美先生〈発表者②〉気仙沼市立唐桑中学校 養護教諭 日出海香先生〈アドバイザー〉日本大学歯学部 衛生学講座教授 川戸貴行先生
〈座長〉日本学校歯科医会理事 阿左見葉子先生〈発表者①〉大阪府立東高等学校 指導養護教諭 幡中理恵先生〈発表者②〉群馬県立高崎商業高等学校 養護教諭 星野よし美先生〈アドバイザー〉東京医科歯科大学大学院歯学総合研究科 研究推進歯学分野教授 相田潤先生
〈座長〉日本学校歯科医会常務理事 今井健二先生〈発表者①〉大阪府立とりかい高等支援学校教諭 橋本進吾先生〈発表者②〉奈良県立二階堂養護学校 養護教諭 前川小百合先生〈アドバイザー〉昭和大学歯学部スペシャルニーズ口腔医学講座 口腔衛生学部門教授 弘中祥司先生
以上、特別講演、シンポジウム、5つの領域別研究協議会で研究協議されました。今回、『口腔から全身への健康づくりを目指して「いただきます 人生100年 歯と共に」〜つなぐ、子どもたちの未来へ〜』をテーマに大会が開催されました。最近、全身と口腔の関連性が明確となり口腔を健康に保つことが重要とされています。子供たちが生涯にわたり健康を保つため、シンポジウムで話し合われたICTの活用や各領域での学校保健の取り組みがとても重要だと思いました。